森本ありや
捕われた男
油彩/キャンバス
150×150
2019
22000
森本ありや個展「talking bouquet」
全館
会期12月6日(金) - 12月17日(火)
時間:平日15:00-20:00 土日祝13:00-20:00 水木休み
最終日19:00まで
/
talking bouquet
この度の個展「talking bouquet」は後述するアリヤンシリーズの構想に基づいて名づけている。
アリヤンシリーズは森本ありやが作家活動の指針となる想定で設定した、精神的自立達成目標を三つの段階に区分し想定したものである。
作家の精神性/気質と創作は深く結びつく。それは度々変化しながらも還元され、個という人格(作品)に至らしめる。その自然な循環を持続する上で必要となる考察を段階的に三部に割り振り、シリーズとして呼称したものである。
2021年と2022年に石川と大阪にて開催した個展[アリヤンパズル]が第一段階であり、次の段階として[アリヤンブーケ]を第二段階の構想に置いている。
無秩序に連想されるイメージを組み込んでいくパズルピースの様な画面構成で作品を制作していた[アリヤンパズル]の段階から、より絵画と自分との関係性を測る取り組みへと移行している。
絵画上で作り上げることができるファンタジーの更なる領域展開を目指し、画面内で扱える言語感覚を広げながら厳選していく。
ブーケは選択であり、意思であり、心である。この強かな繋がりを絵画を用いて見出すという目的で次の構想段階である[アリヤンブーケ]を想定している。
現時点は[アリヤンパズル]と[アリヤンブーケ]の中間に位置しており、それに伴い今回の個展は経過報告としての展示発表となる。
個展タイトル[talking bouquet]の「talking」にはこのアリヤンブーケ到達に向かうために必要な要素の「絵画との対話]を含めて名付けている。
/
森本ありや
1994年生まれ。
京都精華大学洋画コース卒
私の創作は主にキャラクターとシチュエーションを用いた連想から構成される。生活環境と人格形成が時間の中で複雑に結びついていく人生において暗喩的なファンタジーの世界はしばしば内省の手がかりである。
2019 第43回三菱アートゲートプログラム入選
2020 第46回三菱アートゲートプログラム入選
2023 アトリエ三月主催コンペティションFLAG2023大賞
2021 個展[アリヤンパズル]ルンパルンパギャラリー(石川)
2022個展[アリヤンパズルin Osaka]SUNABAGALLERY(大阪)
2023グループ展[keep mum]Room_412(東京)
2023 グループ展[ひとかた・てあし]FUKUGANGALLERY(大阪)
2024グループ展[ただならぬもの]アトリエ三月(大阪)
2022 アートフェア『norm』出展
2022 神戸アートマルシェ出展