2021
額230×320
ケント紙に透明水彩・顔料・色鉛筆
SHOWCASE VOL.24
会期:2021年6月25日(金)-7月6日(火)
時間:平日15:00-19:00 土日祝13:00-19:00 水木休み
/
井口舞子・サトウナツキ・ちくわミエル・むすび
アトリエ三月ではSHOWCASE vol.23 を開催します。
一階では南あやか個展の同時開催となり、会期中6年目を迎えます。
区切りとしてわかりやすいのは5周年や10周年でありますが5周年であるはずの2020年は言うまでもなく全世界が未曾有のパンデミックに見舞われた年でした。
思えば前の元号である平成は戦後最大の震災である阪神大震災やオウム真理教による無差別テロ、東日本大震災による誰もが想定できなかった巨大津波と原子力発電所の爆発事故などの人災天災に見舞われ続け、新しい元号こそは私たちにとって良き時代でありますようにと願いをこめた矢先、約100年ぶりの世界的なパンデミックに陥りました。
世界は容赦ないものです。
ストレスフルな一年でした。私たち表現者も同じように戸惑い、振り回され、一喜一憂に踊らされました。
しかしそんな中でも私たちは描くことをやめようとは思いませんでした。参加された全員に確認したわけではありませんがおそらく、皆そうでした。
最初の緊急事態宣言明け、ギャラリーに訪れた方が言いました。
「やっぱり原画を見ることはすごい!絵を見るのはすごい!」ととても興奮気味に仰っているのが聞こえました。その方は作家の方でしたが、私たちの表現することは誰かにとってきっと不要でも不急でなく、必要不可欠なものです。
今回はこんな状態でありながらも表現活動を続ける作家の方々にお集まりいただきました。6周年と言うことでテーマや共通項もあまり考えず、純粋に私がみたい作家さんに集まっていただきました。
底抜けに明るかったり底抜けに暗かったり、しかしその全てが今を生きる作家達の表現だと思うと、単純に元気がでるのです。この機会に是非ご覧ください。
/
むすび
嵯峨美術短期大学イラストレーションコース卒。
透明水彩、色鉛筆等で凪いだ瞳の少年少女を描く。
2016年より本格的に活動開始。
京都府立植物園にて不定期開催「常花の苑」企画展主催。
自分の心に素直に寄り添って、出てきた色や線を形にするべく模索しています。
言葉にできない感情や心の機微を描き出せたらと思います。