ヤスモトユウタ zine 「PARK」

ヤスモトユウタ zine 「PARK」

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普段はカメラマンとして仕事をしながら12年間通い続け、ここ数年の「釜ヶ崎」の写真を発表した個展「PARK」にて発表されたzine。

下記に本人のコメントあり。限定50部

ヤスモトユウタ

1976年 福島県大熊町生まれ

早稲田大学第一文学部卒業

京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科中退

現在、カメラマン

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ここに展示した写真は、一昨年から今年にかけて、大阪市西成区萩之茶屋やその周辺を歩いて撮影したものです。一般には「あいりん地区」という行政用語で知られていますが、地元では古くからの「釜ヶ崎」という地名、もしくは「カマ」という愛称で呼ばれています。

 何となく「危険」「汚い」「貧困」というイメージで語られがちな場所です。日雇い労働者が仕事を求めて集まり、暴動もたびたび発生しました。いま歩いても、路上で宴会を開くおじさんに出会うし、居酒屋からは昼からカラオケが聞こえてくるし、段ボールハウスも見かけます。時には、酔っぱらい同士の喧嘩にも出くわします。

 とは言え、撮影した時はこちらも同様に酔っぱらっています。ご覧になれば分かるように、暴動も喧嘩も撮影していません。貧困や高齢化といったようなテーマも扱っていません。何も起こっていない釜ヶ崎の普段の風景やそこで出会った人たちです。

 「なぜ釜ヶ崎に通うのか」と問われたら、「楽しいから」と答えます。昼から酔っぱらっても眉をひそめる人も、他人の過去を詮索するような野暮な人もいません。お金はなくても笑っている人たちをよく見ます。カメラを持って行っても一回もシャッターを押すことなく終わる日がよくあります。

 釜ヶ崎は、誰でも入れて自由に過ごすことができる「公園」みたいな場所です。



ヤスモトユウタ

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